別に隠すほどの事はしてはおりませんが・・・一応
あの男が気に入らなかった
シュナイゼルが送り込んできたスパイ
俺をゼロと疑っているかまでは解らないが、前皇帝を殺したことは知っているようだ
だが、その証拠がない
俺が皇帝に即位した以上、俺を殺そうとすればヤツが謀反人だ
だからその証拠を手に入れる為ジノが派遣された
よりによって・・・スザクの隣に
元々ラウンズ同士の二人
スザクはジノに信頼を寄せている。それが癪に障った
「・・・お呼びですか?」
ジノの眼が自分のそれと同じだと気がついた時、これ以上は待てないと思った
スザクが自分を拒否していることは知っている。一生受け入れられることはないだろうと解っている。だがいつか、国が落ち着き、世界が落ち着いたらスザクに詫びるつもりだった。そして罵られてもいい。この想いを話すつもりだった
けれど待てない。放っておいたらスザクはジノの手に落ちてしまう
だから・・・
「脱げ」
「・・・・は?」
スザクは意味が解らないといった答えを返してきた
当然だろう。俺が何を考え、これから何をしようとしているか、お前には理解できないだろうな
お前はまだ誰にも穢されていない
だからこその反応
俺は笑いがこみ上げてきた
「まだ解らないか?服を脱げ。そして、俺に抱かれろ」
抱かれろ
その言葉で漸く俺の言葉の意味を理解したらしいスザクが驚きに眼を開いた
「な・・・・にを・・・?」
「ここには女がいない。だったら近くにあるもので代用するしかあるまい?」
俺はスザクを抱き寄せ口付けた
スザクは当然拒否した
嫌だと
自分は男なのだと言って
だがなスザク。俺はお前がいい。お前以外は要らない。ずっとお前を抱きたかった
「っ・・・ふっ・・・・」
ベットへと押し倒し、着ている服を一枚ずつ剥ぎ取っていく
徐々に露になる白い肌に、俺は見惚れた
スザクは硬く目を閉じて俺の愛撫に耐えている
声を出すまいとしているのがハッキリと解り、逆に出させてやろうとゆるりと立ち上がり始めたそれに触れる
「あっ・・・いやぁ!」
やっと聞けた甘い声
数回擦ってやるとその度にスザクは悶えた
「やっ・・・やだ・・・触らな・・・・・・で」
言葉では拒否しているが顔は紅潮しそこはどんどん硬さを増していく
つぅっと流れた涙が俺を煽った
俺は部屋に会ったワインを手にとる
何処の誰だか解らないが親切なヤツもいる。このワインには媚薬が含まれており、多くの貴族が使ってきた物だ。貴族と言うものは刺激が大好きだ。普通の女や男娼相手では満足できないらしい。街や外国に行って幼い子供や見目の良い男女を誘拐し強姦するのだ
最低だと思っていたが、まさか使う事になるとは・・・
俺はそのワインを口に含むとスザクへと口付ける
「!・・・んぅ!?」
そのまま口内へとワインを流し込むと、スザクはゴクリと飲み込んだ
「スザク、抱かれるのは初めてか?」
薬が効き始めるのはすぐ
俺は微笑みながらスザクの頬を撫でる
俺はお前の初めてになる。そして俺が最後の男だ
お前は・・・俺の物になったのだから
「・・・あ・・・・・ぅ・・・?」
「スザク?」
「んぁあ!」
虚ろな瞳。紅潮した顔。荒い呼吸
スザクは完全にクスリにのまれてしまった
耳朶を噛みながら名を呼ぶと大きな声があがる
俺はその反応に満足しながら再びスザク自身に触れる
「あっ!?ああっ!・・・ひあっ!」
「・・・・触っただけだぞ?」
たったそれだけでスザクは達してしまった
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながらとろんと気持ちよさそうに微笑んだ
ぺろりと胸の飾りを舐めてやるとびくりと体が跳ねる
そして再びそれが硬くなる
効きすぎだ
俺はクククッと笑うとスザクの体中に口付ける
「あ・・・・は・・・ああ・・・・・はっ・・・・・・」
スザクは身体を震わせている。気持ち良いか?と聞くと、うんと小さな声で返事があった
恐怖を与えるつもりはなかった。これは気持ちの良い好意なのだと知ってもらい、心は無理でも、体だけは手に入れたかった
「・・・るるぅ・・・」
「どうした?」
「あつい・・・・」
スザクは「あつい、あつい」と繰り返している
俺はもっと熱くしてやろうと硬くなったそれを擦りあげる
「やああっ!ああっ!」
またしてもあっという間にイッてしまったスザクはグッタリとしている
クスリで無理矢理興奮させているせいか、体力があるはずなのに疲れ果てている
俺はゆっくりとスザクの足を開きそれを肩に乗せた
指を濡らして奥の蕾へと触れた
だが、それに気がついたスザクが「嫌だ!」と拒否の声を口にする
「やだ・・・・嫌だ・・・」
「・・・きっと気持ち良いぞ?」
「こわい・・・・」
「大丈夫だ」
俺はスザク自身に口付けると、次にそれを口に含んだ
「ひぁっ!あ!・・・・いやぁ!」
イッた直後なのとクスリで敏感になった身体にそれは過ぎた快感だったのだろうか?スザクはあっという間に果ててしまう。俺はその隙に指を蕾へと沈めた
「ん・・・ぅう・・・」
「痛いか?」
フルフルと首を左右に振って否定する。だが違和感があるのだろう。スザクは苦しそうに呼吸をしていた。俺はスザクに微笑むと更に指を増やす。スザクは僅かに逃げようと身体を動かすが、それを赦さず俺はスザクを捕まえる
「大丈夫・・・ヨクするから」
「あ・・・ルル・・・シュ」
「怖い事は何もないんだ、スザク」
そして俺はスザクと身体を繋げた
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あまり・・・たいした濡れ場じゃなかった・・・隠すほどの物でも・・・